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CLUB96 interview with Yoshiaki Hirabayashi

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Yoshiaki Hirabayashi

CLUB96's interview with Yoshiaki Hirabayashi was the thirty-third interview performed by the fan club. Hirabayashi was the Producer for Resident Evil 6.

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――まずは、『バイオハザード6』にどのように関わられたかをお聞かせください。

平林:プロデューサーとして携わっていました。プロモーションはもちろん、チームの全体の運営であったり、ディレクターやスタッフの皆が物作りをしやすい環境を整えるという仕事をしていました。

――『バイオハザード6』の開発チームは、ユニット制という特徴的な構成だったそうですが。

平林:はい、かなり多い人数のチームでしたので、ひとりのディレクターが全員 を見て回るというやり方ではなくて、ディレクターの下にいくつかの小さいチームを作りました。そのチームの中ではアーティストもいるし、プログラマーもい るし、企画をするゲームデザイナーもいるという形になっています。どのチームにも、その役割のスタッフが入っているという状態で、そのチームごとに個別で ゲームの細かいピースとなるような部分を作っていったわけです。それを総合的なゲームディレクターが監修してという形で作っていましたね。

――サウンドチーム、グラフィックチームのような分け方ではなかったということでしょうか?

平林:サウンドや背景、モデルのチームも元々の組織としてはあるんです。その ベースとなるチームから何人かを小さいチームに割り当てている形なんです。チームの運営自体は、サウンド、グラフィックなどの大きな”縦”のセクションご とで行っているんですが、ゲームを作るとなったときに、縦で管理している組織から「君、ゾンビを作るチームね」となったら、ゾンビを作るチームに入る、と いうことです。中国のステージを作るとなったら、必要なスタッフが各セクションから中国ステージチームに参加します。そしてステージを作り終えたらその小 さいチームは解散して、別の新しいチームを作るという流れなんです。その小さいチームが並列していくつも存在しているような感じです。

――なるほど。その結果、作業が順調に進んだのでしょうか? 発売日が早まりましたが……。

平林:そうですね。いろいろありましたが、大きなトラブルもなく最後まで作り きれました。でも、作業が早くできたから発売日を早めたというよりは、むしろ、開発チームの頑張りで早めることができた形です。発売日を発表させていただ いたときに、お客さまからものすごい反響があったんですね。「ちょっとでも早く遊びたい」という皆さんの声を、できる限り望む形に近づけられないかという 話が社内で持ち上がったんです。そして開発チームのみんなも、「まずやってみよう、考えてみよう」というポジティブな風潮があるメンバーだったので、それ に向けて頑張ってくれることになりました。もちろん忙しくなってしまうわけですけど、チームからは「望まれているならやろう」という声が多かったですね。 それで今のクオリティーを変えずに、どこまでだったら繰り上げられるのかという相談をして、約1ヵ月早まったんです。ですので、決して順調だったからとい うわけではなくて、むしろ繰り上げたことによってチーム自体はものすごく、いつも以上に頑張ったということですね。

――『バイオ6』はシナリオが4つ、主人公も7人いますから、かなりのボリュームになりますよね。大変だったのでは?

平林:最初、ディレクターの佐々木から『6』で新しく群像劇を盛り込みたいと いう話があって、そのときキービジュアルを見たんですね。レオンとクリスが銃を向け合っているものなんですけれど。これはフックになるよねという話にな り、「じゃあ、そこに賭けてみましょうか」ということでスタートしたんです。でも、作業物量としてはすごく大きくなってしまうので、ちゃんと隅々まで丁寧 に作れるかなという心配はありました。でも、チーム全体がいつもとは違う部分でも頑張ってくれたかなと思っています。量が多くなるので、ひとつひとつ丁寧 に作る時間がどうしても減ってしまうので、その中でクオリティーを維持しながらやっていくやり方自体を見つけるという部分でもみんなに頑張ってもらいまし た。

――そういう経緯があったんですね。そのほか開発中の印象的なエピソードなどはありましたか?

平林:エピソードと言えば、タイトルが立ち上がってしばらくしたとき、チーム の人数も増えてきたんですが、メンバーの体調が少しずつ悪くなってきた時期があったんです。「心配だね」という声もぽろぽろ出始めて……。そして中核のス タッフが何名か連続でケガすることもあったんです。そんなことが続いて、さすがに気分的にもモヤモヤするということで、お祓いに行くことになったんです よ。チームと外部の協力してくださっている会社さんと合わせて100人くらいで、大阪のとある神社に行ったんです。そこでお祓いって言うと縁起があんまり よくないかなと、必勝祈願という形で祈祷していただいたんです。

――そんなことがあったんですか。

平林:日本でもホラー映画を撮るときにはよくお祓いをやるらしいですよね。『バイオ』もホラーゲームなので、それにちょっと近いような。お祓いすることで気持ち的に晴れるんだったらいいんじゃないかなと。

――ところで、平林さんはホラーものはお好きなんですか?

平林:はい、ホラーはすごく好きですね。A級からC級まで、映画やDVDで観ることが多いです。数はかなり観ているんじゃないでしょうか。最近はあまり観れていないですけど、ホラーに限らず、あらゆるジャンルを観てますね。

――『6』にはホラーやゾンビ映画のエッセンスがところどころに見られますね。ユーザーの皆さんに注目してほしいところはありますか?

平林:ストーリーごとにホラーのテイストを変えているので、ユーザーさん自身 がどこかに惹かれて興味を持っていただけたらうれしいなと思います。僕らからの「ココは絶対に必見」と提案するなら、プレイヤーさんが一番興味を持っても らったものをとことん楽しんでいただければと思います。今までの『バイオ』が好きな方にはレオンとかエイダのストーリーはすごく響くのではないでしょう か。また『バイオ5』や、シューターと呼ばれているゲームが好みの方は、クリスのシナリオに面白さを見つけられるんじゃないかなと。ところどころお遊びを 仕込んでいる部分もあります。中国のステージで、遊具に近づいてみるのもおもしろいんじゃないかなと思います。必見ではないですけど、街の看板ひとつとっ ても、ちゃんと気を配って作っているので、何かしら新しい発見があるかもしれません。

――それは確かに要チェックですね。……さて、ここからは平林さんご自身のことを伺いますが、まずは平林さんと『バイオ』との出会いをお聞かせください。

平林:『バイオ』との出会いは、僕が大学入ったばかりの頃なんですよね。バイ トをしたり、仕送りをちょっと節約したりしてお金を貯めて、プレイステーションとセガサターン、スーパーファミコン、この3つのハードを一気に買ったんで す。少年時代はファミコンとかゲームをあまり買ってもらえなかったので、その反動で。そのときにプレイステーションといっしょに買ったソフトが『バイオハ ザード2』だったんです。当時、噂になっていた怖いゲームの続編が出たというので、「わー、それなに?」っていうのが取っ掛かりで。その頃は、今の仕事を するとはイメージしていなかったので、普通のいちユーザーとしてプレイしていました。調子に乗って電気消しながらやって、「うわっ、怖えっ!」ってまた電 気つけたりして。

――その『バイオ2』で登場したレオン、エイダ、シェリーが今回の『6』でもスポットを浴びるわけですが、彼らを含めた7人の中でお気に入りのキャラクターは?

平林:僕はピアーズが好きですね。何につけても真面目なキャラクターで、好青 年です。ただ、気持ちの部分で熱いものを持っているので感情移入しやすいというか、共感しやすいかなと思うんです。レオンなど今までのキャラクターも好き ですし、どのキャラクターも押しなべて魅力的だなと思っていますが、ひとり挙げろと言われたら、一番自分が共感しやすいキャラクターがいいなということ で。共感というよりも、憧れかもしれません。僕自身がピアーズみたいに熱いということでなく、彼はイイ奴なので、それに対して「いいな」って思うという か。

――たしかにピアーズは熱いですね。

平林:ピアーズがクリスに突っかかっていっているようなシーンとかも好きです ね。中国ステージのあたりかな。あそこでは、透明な蛇のB.O.W.が出ることによって“部隊で進むならではのホラー”の部分も描かれているし、人と人と のぶつかり合いみたいなところがドラマチックに描けているんじゃないかと思います。

――クリス編は男同士の絆が見どころのひとつですよね。逆に、女性キャラクターについてはどうでしょう? 平林さんの好みのキャラクターは?

平林:僕はお姉さんキャラが好きなので、エイダが好きですね。『バイオハザード4』では、デザイナーとしてエイダの顔制作に携わっていた事もありますし。エイダに関しては、今回、次のデザイナーにようやくバトンを渡せたのでホッとしてます。

――『4』のエイダも魅力的でしたね。人気も高かったと思います。

平林:あのときのエイダは、当時のディレクターの好みがすごく入っています。

――なるほど、エイダが……。『6』にお話を戻しますが、お姉さん風ならヘレナはどうですか? シェリーも成長しましたし。

平林:そうですね。ヘレナもいいですし、シェリーもかわいいですね。そういえば、シェリーのエクストラコスチュームは一見の価値ありですよ。

――シェリーは本編でも際どい服がありましたね。では、最後となりますが、ユーザーの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

平林:『バイオハザード6』が発売されて、いろいろプレイされているかと思い ますが、RE.NETなどでもオンラインイベントを随時配信していきますので、全部クリアされた方も、これからプレイされる方にもまだまだ楽しみをご用意 しています。ぜひ、たっぷり遊んでいただければと思います。これからもバイオ6をよろしくお願いいたします。

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